まず初めに,双子用トラベルシステムの使用法を見てください(下記参照).基本的にはベビーシートをキャリーのように使い,赤ちゃんを乗せたままの状態で,自動車からベビーカーまで移し変えて使います.車の中で寝てしまっても,寝たままの状態でベビーカーや自宅内に移せるのです.これは便利!なお,キャリーに赤ちゃんを載せるとかなり重くなるので,キャリーで運ぶ距離を極力短くして,なるべくベビーカーを合体させて使うのがポイントです.
あらかじめベースを付けておく |
まずはベビーシートに 二人を乗せる |
ベビーシートごと車へ運ぶ (結構重い) |
ワンタッチでベースに装着 |
二人とも車に乗った |
出発ぅ〜〜! |
オモムロに駐車場で双子用ベビーカーを出す |
一人目のベビーシートを合体! |
二人目合体! |
完成! |
まず最初に重要なことを書きます.本ページで紹介する双子用トラベルシステムとは,GRACO製 の二人乗りベビーカー (Duo Glider) に,GRACO製ベビーシートを2個取りつけるものです.
しかし,2002年現在,日本のトイザらスにて購入したGRACO Duo Glider (色: Pink Diamond)の日本語取扱説明書(1999年印刷)には,「ベビーシートは前席に1個のみ取り付けられる」と記載されており,2個取りつけられるとは記載されていません.本ページで紹介する使用方法は取扱説明書には明記されていない方法なのです.
さらに説明書には「注意:このベビーカーをベビーキャリアと併用して正しく使用しない場合には,大ケガや死亡事故の原因となる場合もあります.」と記載されています.これは,つまり,取扱説明書に書かれていない方法で,万が一の事故などが起きてしまった場合は,メーカーは責任を負いませんよ.基本的には使用者の責任となりますよ.という意味です.したがい,本ページでの使用法は御自身でよく判断した上で自己責任にてお願いします.何かあっても当方は責任をおいませんので,よろしくお願いします.
でもね・・・,GRACOの米国サイトでDuoGliderの取説(2002年版)をダウンロードしてみると,「ベビーカーに手すり(Arm Bar)またはドリンクトレイ(Tray)がついているモデルならば,GRACO製のベビーシートを2個まで装着することが可能」(原文:You may use this stroller with two infant carriers if your model includes a front tray/arm bar and a rear arm bar. Use a Craco infant carrier only.)と書いてあります.ちなみに,この説明書は,モデル番号7924, 7925, 7930, 7932, 7934と書いてあります.つまり,米国仕様の最新モデルだと双子用トラベルシステムの使い方が取扱説明書に載っているのです.これの意味するところは???
米国仕様の取扱説明書にはベビーシートが 2台付くと表記(青い矢印) |
ベビーシート取り付け説明のところにも 1個または2個取りつける図が掲載されている. (日本製説明書には前席に1個のみ取りつける表記) |
双子用トラベルシステムは ベビーカー(DuoGlider)とベビーシート(SnugRider)の組み合わせ |
ベビーカーをたたんだところ 畳んでも結構デカイ |
基本的にGRACO製のベビーシートは,それがGRACO製のA型ベビーカーに合体し,いわゆるトラベルシステムとして使うことができます.すると二人用ベビーカーにも・・・やはり付くんです!さすがGRACO!!
ということで,上の写真が双子用トラベルシステムのセットです.双子用ベビーカー(GRACO: Duo Glider)と2個のベビーシート(GRACO: Snug Rider)の組み合わせ(総額約46,000円)です.
二人乗りベビーカー(Duo Glider Pink Diamond)にベビーシート(Snug Rider EDT-RE)を2個取りつけて,双子用トラベルシステムにしてみました.ただでさえ大きな二人乗りベビーカーに,ベビーシートを2個付けるわけですから,その重さはハンパではありません.階段の時にベビーカーを持ち上げて・・・なんてことは不可能です.したがって,近所の散歩用というよりは,車でショッピングセンターへ行く時に使用するようなケースでないとツライと思います.
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ベビーシート2個をDuo Gliderに合体させて,双子用トラベルシステムの完成! このような使い方ならば,乳児からの使用もOK.Kuny家は退院時から使用した. |
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ホロを閉じれば,多少寒くても,日光がまぶしくても気にならない. ただしホロを閉じると完全に中の様子がわからないので,ちと不安になる時も. |
GRACO DuoGlider model 7924-120J,米国GRACO製の二人乗りベビーカー. 2002年10月にトイザらスで購入(2万円弱),かなり大きくて重い. トラベルシステムのようにベビーシートを合体させるためには,前後の各座席に 手すり(Arm Bar)またはドリンクトレイ(Tray)が必要です(上左写真の赤矢印). この手すり(トレイ)にインファントシートがパッチンと合体するのです. |
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「このベビーカーにはベビーシートが取りつけられます」(原文: Rear-facing Infant Car Seat/Carrier fits onto this stroller)という表記が,ベビーカーにあればなお安心です.ただし「Infant Car Seat/Carrier」は単数形なのが気になりますが… |
GRACOの二人乗りベビーカー Duo Glider には何種類かのモデルがあります.詳しくは米国のGRACOサイトを参照ください.で,双子用トラベルシステムを実現するにはベビーシートを2個取りつけなければならないのですが,モデルによってベビーシートが付いたり付かなかったりします.二人乗りベビーカー選びは慎重にしてください.
GRACOの米国サイトでDuoGliderの取説(2002年版)をダウンロードしてみると,「ベビーカーに手すり(Arm Bar)またはドリンクトレイ(Tray)がついているモデルならば,GRACO製のベビーシートを2個まで装着することが可能」(原文:You may use this stroller with two infant carriers if your model includes a front tray/arm bar and a rear arm bar. Use a Craco infant carrier only.)と書いてあります.ちなみに,この説明書には,モデル番号7924, 7925, 7930, 7932, 7934と書いてあります.
つまり重要なのは,双子用ベビーカーの前後の座席には手すり(Arm Bar)またはドリンクトレイ(Tray)があるかどうかです(左上の写真の赤矢印).ベビーシートを合体させるには,この手すりまたはトレイにベビーシートが固定されるので必要なのです.購入の際にチェックしてみてください.
ちなみに,日本国内でDuo Gliderを購入するには,トイザらスなど輸入品を扱うところで購入するのが一番簡単だと思います.店頭での見極め方法は,上記の「手すり」または「ドリンクトレイ」の有無のチェックと型番(7924, 7925, 7930, 7932, 7934ならば当たり)のチェックでしょう.ベビーカーの入ったダンボール箱に型番が書いてあるので,それを見れば型番チェックができます.
参考までに,2002年12月現在で日本のトイザラスで売っているDuo Glider Pink Diamond (灰色に赤のダイヤ柄模様;Model 7924-120J;上写真)には,前後席両方に手すりが付いているので,ベビーシートを2個取りつけることが可能です(くどいようですが取扱説明書には2個取りつけ可能とは書いてありません).その1つ前の世代(青色のもの)には,手すりが付いていないので,ベビーシートは取りつけできません.
Duo Glider は折りたたみが可能で,折りたたんだ際には自立も可能です.しかし,折りたたんだとしてもかなりの大きさになり,普通の乗用車(セダン)のトランクに入れるには一苦労してしまいます.
折りたたんだところ.一応,自立可能だがかなりデカイ! 折りたたんでも前席のアームトレイが出っ張っている(左写真の左側). |
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ミニバン(トヨタ・ノア)に積むときは,前席アームトレイの出っ張りが当たるので, 後部右座席を前にズラさないと入らない.小さい車のトランクに入るかは疑問. |
日本仕様のベビーシート Snug Rider EDT-RE (Model 8455EDRJ) 他に黄色(EDT-YE)もあり |
欧州仕様のベビーシート(GRACO UKサイトより) Autobaby + Autobase (Model 8417119U) 欧州規格のためベースにツッカエ棒あり |
GRACOのベビーシートは,ベース脱着式のものならば全て二人乗りベビーカーに取りつけことができるようです.二人乗りベビーカーに限らず,GRACOのA型ベビーカー(ただし手すりかドリンクトレイが必要)にも取りつけることができます.
GRACOのベビーシートは,日本仕様,米国仕様,欧州仕様と3種類あります.日本仕様は2002年モデルから斬新な色使いをするようになり,黄色(Snug Rider EDT-YE)と赤色(Snug Rider EDT-RE)のモデルがあります.欧州仕様は欧州安全規格を満たすために,ロッキングクリップを使用せずに固定でき,ベースにはツッカエ棒がついているので,安全性・安定感があります.Kunyは欧州仕様が欲しかったのですが,送料等を考えると,おとなしく日本仕様を買った方が良いという結論になり,日本仕様(Snug Rider EDT-RE)を購入しました.
日本仕様の Sung Rider EDTシリーズ(Model 8455EDRJ)を二人乗りベビーカー(Duo Glider)に取りつけてみましたが,問題なく取りつけ可能でした.
ベビーシートのベースを座席に固定 マイティタイトを併用するとバッチリ付く |
ワンタッチでベビーシートが付く ベビーシートのホロがあるので眩しくない |
左の写真のように,まずはベビーシートのベース部分をあらかじめシートベルトで固定しておきます.シートベルトはマイティタイトを使うとシッカリと取りつけることができます.可能ならば,このベースはいつも付けっぱなしにしておくと外出時に便利です.
右写真のように,ベビーシートはワンタッチでベースへの脱着が可能です.ベビーシートにはホロが着いているので,日光がまぶしくても臨機応変に対応できるのが便利です.ベビーシートのベースへの脱着は,もちろん赤ちゃんを載せたままですから,車の中で寝てしまっても,起こさずにベビーシートごとベビーカーに移すことができます.とても便利ですね.