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TAKATA Folder III Plus


TAKATA Folder III Plus
Kuny家の男3兄弟みんなで使っています

[データ]

特徴

大雑把に特徴をあげると下記になります. これらは私が求めている条件に全て一致します. 当然,今現在いちばん気に入っているチャイルドシートです.

Folder III Plusの特徴は,なんといっても「折りたためる」ことでしょう. 写真のように折りたためるので,セダンのトランクにも収納できます. また,海外旅行時にはキャリーに乗せて運ぶこともできます. 折りたたんだ状態では,片手で持つこともできるので, CRSを持ち運ぶときにとても便利です.6kgと軽いですしね.

次の特徴は,「ロックオフデバイス」がついている点です. これによりロックングクリップを使用せずにCRSを車のシートに固定することができます. 今となっては別に珍しくなくなりましたが,当時は画期的でした.


折りたたむことができる

片手で持ち運びができる

ロックオフデバイス.
これにベルトを挟んで固定する.

車への取り付け様子
左上のオレンジの部品がロックオフデバイス・

車のイスへの取り付け例.もちろん3点式固定.

ミニバン車内への設置例(3兄弟ぶん)

自動車と航空機内にて使用できるとの明記(下の赤字に注目!).

残念!生産中止

ここまで好条件が揃っているのに, このモデルは既に2001年で生産中止になってしまいました(涙). しかし,今でも時々オークションなどで業者から在庫処分の新品が出品されますので, それを狙えば格安で手に入ります.Kunyの場合,ヤフオクで1万円程度で落札しました.

日本では2003年に新安全基準になったので, 古いCRSは安全性に問題があると思われがちです. しかしこのモデルに関していえば,当時の米規格であるため, JISの2003年新規格と同様なため問題ないはずです.

またCRS背後には「このチャイルドシートは2003年12月以降は使用できません」 という表示がありますが,これは米国内法FMVSSに, 「製造後5年以内のものを使用しなければならない」という条項があるためだそうです(実際には上の写真の製造は1999年6月9日なので,2004年6月まで使用できることになるはずなのですが,表示を統一するために2003年12月にしている模様). ちなみにタカタに問い合わせたところ,この期限を過ぎて使用していても, 日本国内法および安全上の問題はないことを確認しております.

TAKATAについて

FMVSSだのFAAだのと米国カブレのようなことばかり言う割には, 国産メーカーを出してきて意外に感じている方も多いと思います. しかし,決して,私は盲目的に米国メーカーがよいと言っているわけではありません. 軽い・重心が低い・安い・FMVSS&FAAの4条件さえ揃っていればよいのです.

TAKATAというメーカーは, 他社チャイルドシートメーカーと比べて宣伝が地味(?)なので, 印象が薄い人も多いかと思います. でもTAKATAは,元々はシートベルトメーカーで,安全性には定評があります. また日本で初のCRSを作った老舗でもあるのです.

最近のモデルでは,車の座席固定時に, ベルトのタルミを取る機能を搭載したものもでてきました. このような斬新な安全機能をいち早く実用化するのもTAKATAです.

以前,何回かメールにて問い合わせても迅速に返事をいただけています. Kuny的には日本メーカーで一番気に入っているのはTAKATAなんです. (という割には古いモデルしか使ってないのでTAKATAに貢献してないけどね;爆)

Update : Nov. 05, 2003