無事,入籍もすませ.香港へ出発です. 今回は,TCATというものを試してみよう. 東京駅八重洲口を出て,タクシーにのる. ジャンボタクシーというのがあり,スーツケースなど大きな荷物を持つには便利でした. 料金も一般タクシーとほとんど変わらないらしい. TCATへ着くと,香港人女性がチェックインカウンタで揉めていた. なんでもチェックイン締切時間後らしい... 「ん???香港人?締切時間???」「あ゛ちゃーー」 しょっぱなからヤッちまった.ぢつは出発時間の2時間半前がチェックイン締切時間なのだそうな. 2時間前だとばかり勘違いして信じてました.ただいま出発2時間10分前. Fクラス(ファースト)ということで,チェックイン娘に許してもらう. Y(エコノミー)とは扱いが違うのかな? 「時間がないので,今から7分後のリムジンバスに乗って,空港で急いでください」とチェックイン娘. リムジンの切符を買い,リムジン乗り場のすぐ横で出国審査を済ます. パスポートには「出国」スタンプが押され,「TCATで出国しましたしおり」を挟まれる. リムジンバスは快調に飛ばし1時間程度で成田空港到着.預け荷物も同じバスに乗ったかな? 入国審査は,一番右の「乗務員」という通路を素通り.TCATではさまれたしおりをそこで渡す. 搭乗時間までラウンジでビールを飲んですごす.間に合ってヨカッタ. さて,いよいよ生まれて始めてのFクラス搭乗だぁ.わくわく. 気合十分すぎて,搭乗券を見せずに飛行機へ乗ろうとしてしまう.(笑) 背後から「Bording Pass Please!!」と怒鳴られる.ちょっと失敗. おねぇさん,あのぉ〜,私,日本語わかるんですけどぉ... 私はよくエイゴで話しかけられてしまうのだ(涙).日本国内でも. 座席番号は87JK,2階席だ. 階段登るとき,身分不相応なので止められそうでコワイ(笑)ので, 一応搭乗券をすっちーに見せる. するとニッコリ笑い「Welcome a board!」と言いながら, 荷物を持ってくれて席まで案内してくれる. あり?ふつう米系航空会社はそこまでやらないんぢゃない? で,2階の席まで行くと,上着を預かってくれます. コレはCクラス(ビジネス)と同じ. |
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2階席Fクラスは,左右2列ずつ,前後3列.計12席. 座席は目一杯倒せます.座席間隔は窓5つぶん. ビジネスクラスみたいに,前席ポケットに雑誌を入れるという芸当は不可能. だって,前のイスに手が届かないもん. フットレストを上げていて,かつ前席がリクライニングしても, 窓側から通路に出ることができるこの空間. 感激だぁ〜〜 |
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座って一息つくと,香港人すっちー(CA)が来ました.
などと雑談をしている間に,飛行機は出発しました. Fクラスはすっちー2人でサービスしていました. 1人は米国人,1人は香港人.どちらも日本語不可. NWでは日本語を話せる人はほとんどYクラスを担当しているみたい. 日本語が必要な人はあまりFには乗らないからか? まさかエイゴできないとFに乗るな.って言うんじゃないだろうな. でもFはやりとりが多いので,英語恐怖症な人には向かないかもしれません. 対する乗客はKuny&Maa以外に,青年実業家と思われる香港人1人ずつの計4名. 乗客2人あたりすっちー1人とはスゴイ. 香港人は最前列に座っているので, 最後列のKuny&Maaは人目を気にしないで仲良くできるのがうれしかった. |
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ファーストクラスは,食事がすべて皿単位で運ばれてくるらしい. そういえば,メニューにも「フルコース」と書いてある. Yだと最初に「びーふ ぉぁ ちきん?」と聞かれるんだけど, 今回は聞きに来ない.なんか変.で,前菜を持ってきた... メインディッシュの時に,初めて好みを聞かれました. そっか,皿単位で持ってくるからか. MaaはYでは飲めない銘柄の白ワインを堪能中. |
デザートも,なかなかのもの. Maa「かんぱりーーー!」と,カクテルを追加注文.ひらがな読みでも通じるものだ. 酔うとさすがにエイゴ度胸が据わってくるらしい. でも,ちょっと呑みすぎぢゃないかい? |
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食事が終わると,機内を暗くしてオトナの時間・・・ 暗くなったので,2人で仲良くしていたのですが, ちょうど飲み物チェックに来たすっちーと,目が合いました. 相手が日本人ならばちょっと恥ずかしい場面です. そしたら,すっちーは通路側に座るKunyにういんくして, もう一段照明を落とし, 次回からの飲み物チェックは最前列香港人のところで引き返してくれるようになりました. なかなか気を利かしてくれるではないか. このように放っておいてもらえるもの良いサービスだと思いました(爆) Fクラスの雰囲気に酔いながら(正確にはアルコールに酔いながら)香港へ到着. 着陸後,すっちーが「結婚おめでと」と,シャンパングラス, ナイフ・フォーク・スプーンセット, そしてシャンパンをボトルごと持ってきてくれました. 「グラスだけじゃ寂しいですからネ」と,酒好き夫婦としては願ってもないラッキー. 最後にすっちーに広東語「こんふぇい・ふぁっつぉい」 (明けましておめでとう)という言葉を教えてもらって飛行機を降りました. 飛行機の階段を降りるとき, すっちー達がCクラス客をブロックして優先的に降りれるようにしてくれていました. Y客はブロックして欲しいけど,C客までブロックしてくれるとは... なんかエラそうな私達.身分不相応とはこのことか. 新空港になってから初めての香港.ずいぶんと広くなったものだ. イミグレ(入国審査)行くまでに電車に乗るようになるとわ. 早速,「こんふぇい・ふぁっつぉい」をイミグレのお兄さんに試してみる. 滅多に笑わない冷血香港人審査官も笑ってくれた.通じたようだ. だけどイントネーションが違うらしい.正しい発音法をレクチャーしてもらい, 発音練習に5回ほど付き合ってもらう. イミグレにぃちゃんのお墨付きをもらい,荷物のピックアップへ. あわててTCATからバスに乗ったわりには,ちゃんと一番最初に荷物が出てきた. 一応「Priority」シールの効能はあるらしい. 今回も香港現地友人達の頼まれモノがあるので,かなり大きな荷物になっている. 2m長さのアルミパイプの束(無線のアンテナ),秋葉原で仕入れたコンバーター, 無線機や部品などなど.この荷物,かなり妖しい. (妖しすぎて写真取れなかった) さて,恐怖の税関だ. このような妖しげグッズ(注:決して輸出入禁止品は運んでいない)を持っていると, 日本人観光客はノーチェックな国でも,大抵はひっかかってしまうのだ. 税関職員に「こんふぇい・ふぁっつぉい」攻撃をしたら, 笑顔で「こんふぇい・ふぁっつぉい」が帰ってきてそのままお咎めなし. らっきーー.広東語あけましておめでとう攻撃,偉大ナリ. 無事,税関を抜け,出口へ. すると,香港現地友人たち総勢10名で迎えに来てくれていた.
私の香港人友人達は,こういうギャグ風ノリなんです. お互い決して得意ではない,むしろ妖しげな英語を使ってでも笑いを取る. 好きですねぇ,こういうノリ. Loganから携帯電話を借りて,バス乗り場へ. LoganのサブGSM携帯電話にプリペイドSIMを装着して,滞在中使おうという魂胆. 途中から大学の悪友達が香港へ合流するので,連絡手段を持ちたいのだ. ハイウェイバスで,常宿救世軍(Salvation Army Booth Lodge)のある油麻池まで約30分. 友人に囲まれてKunyはとても楽しいのだが, Maaが会話についてこれなくてちょっと可哀相. きっと英語がすごくできる人でも会話について来れる人は少ないと思う. それほどまでにかなりヲタクな会話なのだ. バスの中で,まだ日本にいる大学の悪友達にメールを打ってもらうようLoganに依頼. TCATのチェックインは2時間半前だったこと,香港での携帯電話番号を知らせるのだ. そうそう,Loganが,携帯番号下4桁の番号を9292(KunyKuny)にしてくれました. さすがは携帯電話にコネがあるわけだ. 救世軍にチェックインしたときには,某行政副経理な友人には会えなかったが, 「結婚おめでと」のメッセージがあった.ありがたいねぇ. さて,今日はもう寝よう.おやすみぃ〜
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