1999年4月26日
Tokyo 〜 Amsterdam

前日の結婚式は天気に恵まれてヨカッタ．結婚式はかなり疲れそうだし， 翌日8時には成田空港でチェックインしなければならないことを考えて， 空港付近のホテルに泊まることにした． これは正解で，出発日の7時位までゆっくりと寝ることができました． 横浜の自宅から出ると，4時起きになるのを考えるとゾッとする．

私はNorthwest/KLMのラウンジ会員なので，朝食はちゃっかりラウンジでいただきさっ

ぢつは，今回がKLMオランダ航空初搭乗． 飛行機に限らず乗り物好きなkunyにとって，ちょっとウレシイ． 早速，オランダ人すっちーをつかまえて「旅のサイン帳」を渡して， クルーのみんなにサインを記入してもらうよう頼みました．

kuny

「ハネムーンでキューケンホフのチューリップを見に行くんだよ」

CA

「ちょうど見頃よ！」

kuny

「KLM乗るの始めてなんです．記念にKLMグッズもらえませんか？」

CA

「KLMグッズ？」

kuny

「各航空会社のスプーンとかナイフとか集めてるんです．よかったら...」

CA

「OKよ．あとでもってくわ」

少し待っていると，すっちー２人が「Happy Honeymoon!!」と言いながら，

• 機内食用ナイフ＆スプーンセット（未使用）２組
  
• ビジネスクラス配布用記念品（デルフト焼き家模型）
  
• ぬぁんとワイン（ボトルごと）
  

を持ってきて，とても祝ってくれました．

欧米人は祝い事が好きという話はよく聞きますが，ここまでしてくれるとは． そのあと，コックピットにご招待となりました．ちょうど，シベリア上空飛行中でした． 一緒にデジカメで記念撮影し，その場で披露したところ，機長がとても興味を示し， どこで買うと安いか，PCとのデータ転送はどうするのか， などとデジカメの話題で盛り上がってしまいました． 機長は次のフライトで東京へ行くときに秋葉原で買うそうです．

長ぁい13時間のフライトも，クルーとお友達になったり，コックピット訪問したりしている間に オランダに到着しました．アメリカへ行くのと違い，時差で眠くなることはなく， 「のほほん」としていればよいので楽です．

さすがはゴールデンウィーク，アムスの入国審査はほとんど日本人でした． このような超高価格な時期に旅行できるのか，そのほとんどがお年を召した夫婦です． したがって，エイゴが読めるわけもなく， みなさんすいている「Eu Resident」の列に行くのです． 審査官に何かいわれても「？？？」という顔をすればOKらしい． なんかすごい光景だった． さすがに私達はおとなしく「Visitors」のところに並びましたがね．

税関では，「Group」と「Non Group」に別れていて， 何も疑わず「Non Group」に行きました．すると，税関職員，開口一発

税関

「パックツアーですか？（日本語）」

kuny

「いや個人だよ」

税関

「観光？ビジネス？何泊」（ここからエイゴ）

kuny

「観光，１泊」

税関

「え゛？その後どこへ行くの？」

kuny

「アントワープ行ってぇ，ルクセン，フランクと行きます」

税関

「あそ...気をつけてね．バイバイ」

というようなやりとりをしました．

あのとき団体へ行けば何も聞かれなかったそうです． まぁ，このくらい聞かれても答えられない方が問題かもね．

ということで，無事ヨーロッパの地を踏むことができました．

ホテルは空港からシャトルバスで5分のIBIS Hotelです． まずはチェックインして身軽になります． 今日は車を借りないので電車でアムスの中心街へ繰り出して，運河巡り船に乗ることにしました．

アムステルダム空港の地下に鉄道駅があり，市内中心部で電車で15分となかなか便利． 乗った電車は２階建でした．電車好きでもあるKunyは，ここでもご機嫌． しっかし，ガタイの大きなオランダ人にとって， このような屋根の低い２階建電車はかなり窮屈そうでした．

アムステルダム中央駅のホームにて．
ヨーロッパの中央駅は，行き止まり式になっているので，ホームから線路を見ると， 切り替え線路がたくさんあって，何本もの線路にわかれているので，なんか風情がある． ホーム床面が低いのも，なんかかっこいい．

アムステルダム中央駅の駅舎．
うーーん．どこかで見たような．どこか東京駅に似ていません？

そうなのです． ぢつは，はるか昔に東京駅を建設するときのモデルになったのが，このアムステルダム中央駅なのです．

似ているワケだ！