2001年3月19日
東大門市場

昨日の焼肉は美味しかったなぁ． ずいぶんとノンビリと寝てしまったようだ． Yockeyはまだ起きていない．仕方なしにKunyがいつもののりまき屋に行き， 買出ししてこよう． Maaがうどんを食べたいということで，うどんとのりまきをテイクアウト． 計5000ウォン也．我が家のソウルでの朝食はいつも500円で済んでしまう（笑）．

今日は夕食をアマチュア無線の友人Minさんと一緒に食べる約束をしています． 彼のお子さんはちょうど1歳の誕生日で， この土曜日に盛大に誕生日パーティーを行ったそうだ． なんでも最近の韓国では，子供の1歳の誕生日に親戚から会社の人まで誘い， ホテルの宴会場などで，盛大なバースディ・パーティーを行うそうな． さしずめ結婚式披露宴のような感じだろうか． 電話で待ち合わせの時間を確認した時に， 「土曜のパーティーはどうだった？」と聞いてみたところ， 「招待人数は50人，とてもよいパーティーだった．だけど疲れた・・・」 とのことです．結婚披露宴と同じなんだから大変でしょうね．

タクシーで東大門市場へ

まずは午前中はYockeyの玩具を買いに，東大門市場にでも行ってみよう． ホテルから東大門までは，地下鉄で3駅．でも，地下鉄は面倒だし， 景色を楽しめないからタクシーで行くか． 韓国は一般テクシーと模範タクシー(Delux Taxi)の２種類があり， 価格も倍近く違うが，土地鑑がないなど，目的地を正確に告げられない場合は， 模範タクシーで行くとよい．模範タクシーは日本語か英語が通じる場合が多いのだ． 今回の場合，東大門市場といっても規模が大きい（地下鉄1駅分は分布している）ので， タクシー運ちゃんに聞いたほうが早いからだ． ということで，ホテル前で待機している模範タクシーに乗りこむ．

Kuny

「とんでんむん・しぢゃん！」

Taxi

「OK!」

Kuny

「Can you speak English?」

Taxi

「NO!!!」

Kuny

「う〜む．困った．玩具屋連れてってぇ〜〜！」

Taxi

「おもちゃ・・・OK!!」

Maa

「なぁ〜んだ．日本語OKじゃない・・・」

タクシー乗って約5分もすると，電気屋ばかりある区画．家具屋ばかり． フライパンばかり．という区画を通って行く．東大門市場に程遠いところから， こんな感じの街並みが続く．15分位乗ったところの交差点でタクシーは止まる．

Taxi

「おもちゃ」と，交差点の反対側の玩具屋を指差す

Kuny

「いぇーいぇー」

調子にのって韓国語で「はい」と言ったつもり

Taxi

「ちががいぬん，＠＊＋＆％＄！！」

地下街しか判別できなかったが，道路が危ないから地下街を通って行けといっているらしい

Kuny

「いぇーいぇー」

Taxi

3800ウォン（約380円）の表示をしたメーターを指差す

Kuny

何を血迷ったか40000ウォン(約4000円)渡してしまう（爆）

Taxi

「No!!　これ，さ・ちょん（4千）ウォン，これ，さ・まん（4万）ウォン」

Kuny

「あ，そっか」（恥）

Taxi

「しじゃん＆％＄＃＊＋＠，ちょんとまん＋＊％＃＄＆！！」

多分，市場で千と万を間違えてボラれないようにね！とでも言っているらしい

Kuny

「かぁむさむにだ！」（あんがとね）

韓国語をまじめに勉強したことはないけど，何となく分かってしまうような気がする． あくまで「気がする」だけなんだけどね．結構，こういうところが面白い． さて，早速，地下街へ入る． ここの地下街も店がギッシリ入っています． 手芸用のリボンや毛糸がたくさん売っている区画みたい． Maaは眺めているだけで楽しくなっているようだ．

玩具屋で

玩具屋で

まずは玩具屋へ． 店のおばちゃん話しかけてくるが，韓国語しか分からないようだ．

店員

「あにょはせよー」（こんにちは）

Kuny

「あにょはせよー」

店員

「＄％＆＃；＊にか？」

全く判別不能だが，「にか？」は「ですか？」という 疑問文なので，きっと「何をお探しですか？」といった意味だろう．VISAでええか？の TVCMも「VISAうんちゃらかんちゃらにか？」と言ってるでしょ？

Kuny

Yockeyを指差して「せまうる・むぐふぁ・とれいん」と言う

店員

電車の玩具のコーナーへ連れてってくれて， 順番に玩具を見せてくれる．通じたようだ（ホッ）

Kuny

「よぎ，おるまいよ？」（コレいくら？）

気に入った，プラレールのセマウル号を指差す

店員

「こおーちょん」（5000ウォン）

Kuny

「OK!買う！」

Maa

「コレ，かわいくない？」と，大韓航空とアシアナ航空の玩具を持ってくる

店員

ゼスチャーで，ゼンマイ仕掛けで走ることを教えてくれる

Kuny

「おるまいよ？」（いくら？）

店員

「ちるちょんこぺく」（7500ウォン）

Kuny

「へ？？？」

Kunyには，？千五百しか聞き取れなかった

店員

電卓持ってきて，7500と打つ

Kuny

「んーー意外と高いなぁ（ぼそ）」

Kuny

「かっかじゅせよー！」（安くしてよ）

店員

「＠＋＊％＆＄＃にか？」

Kuny

「かっかじゅせよ！いる・まん・ウォン！」（安くして，1万ウォン）

店員

電卓を叩き即決「OK!!」

Kuny

「わーーい．かぁむさむにだ！」

こんな感じで値切りを楽しんでしまいました． あとは，テキトーに市場内をさまよい歩く．

かばん屋で

かばん屋などがあるところ

Maaが，かばんを買おうと言いだす． 屋台みたいなかばん屋で立ち止まると， かばん屋おぢさんが，イロイロと説明してくれる． このおぢさん，もちろん日本語も英語も話せない．

店員

「＠＋＊％＆＄＃」（こんなカバンなんかどうだい？というゼスチャー）

Maa

「うーーん．コレなんかデザイン的にいいかも． でもPRADAって書いてある．妖しーー．いくらだろ？」

Kuny

「おるまいよ？」（いくら？）

店員

「さむ・まん」といいながら，紙に30000と書く

Maa

「PRADAが3000円？妖しーーー」

Kuny

「本物のわけないだろ． でもブランド品としてでなく機能性として気に入れば買えばいいじゃん」

Maa

「そうねーーー」

店員

おじさん，ウエストポーチみたいになったり，肩から掛けられたり， 背負えたりして便利だよ．という風にゼスチャーしてアピールする．

Maa

「便利そうだしねぇ〜」

と，かばんを見ていると汚れがついているのを発見．

Maa

「このかばん，汚れているよ！他のないの？？？」と日本語でいいながら， 他のないの？というゼスチャー

店員

在庫を漁ってみるがこれしかない様子．このくらい洗えば落ちるよ！というゼスチャー

Maa

「安くなんないの？かっかじゅせよ！」

店員

「OK，OK!」といいながら，店員おぢさん紙に30000にバツをして28000と書く．

Maa

「でも汚いの買うのはなぁ・・・」と悩む

Kuny

「きっと，この汚れは雨だよ．だったら洗えば落ちるんぢゃない？ この屋台は屋外雨ざらしだから，きっと雨が降ってきたときに， 急いでしまうんだろうけど濡れちゃうんだろうね．」

Maa

「と，いうことは屋内のかばん屋で買えばいいんだよね」

などと相談している間に，おぢさん27000まで値を下げた．このへんが限界らしい． でも，おぢさんに悪いが，屋内の店で買うことにするよ．ごめんね．バイバイ． という風にして断りました．

でも，結局，屋内の店を探したのですが，同じデザインは見つからず． あの屋台のおぢさんところも最後の１個だったし，もうないのかな？ 確かに屋内の店にはヨゴレモノはなかったけれど．

仁寺洞へ

そろそろ昼になり，腹減ってきたので仁寺洞あたりで食べようか， となりました．まずは，大通りへでて，タクシーを拾います． 逆方面だとタクシー運ちゃんに乗車拒否されちゃうこともあるので， あらかじめ車線の方向を考慮した位置で拾います． 流しのタクシーを拾う場合，一般の確率が高いので， 近距離で，かつ逆方向だと乗車拒否されることがあるんです．

まず，おもむろに一般タクシーを止める． 運ちゃんに向かって，「いんさどーん！］（仁寺洞）と怒鳴る． 運ちゃん「乗れ！」という合図をしてくれたので，乗りこみます．

Taxi

「あんにょはせよ！」

Kuny

「あんにょはせよ！」

Taxi

「いんさどんぬん＠＊＋＆＃＄％＃にか？」

たぶん仁寺洞のどこ？と言っている

Kuny

「いんさどんぬん，YMCAがぷしだ」（仁寺洞のYMCAよん）

Taxi

「ねー」（あいよ）

Taxi

「はんぐる＠＊＋＆＃＄％＃にか？」

はんぐる＝韓国語なので，たぶん「韓国語できるの？」と言ってると思われる

Kuny

「あにおー!!」（いいえ）

Taxi

「はんぐる＠＊＋＆＃＄％＃!!!はっはっは！（大笑）」

きっと，韓国語で答えてるのに！と笑われた模様

なぁんてやり取りをしながら，仁寺洞へ． 約5分の乗車で初乗り料金の1300ウォンでした．地下鉄2人ぶんよりも安いぞ．

仁寺洞でレストランを探して歩いていたら，Yockeyがグズリ始めました． どうやら，眠くなってきた様子．そういえば，いつものお昼寝の時間だ． Yockeyは眠くなると，超機嫌が悪くなり，怪獣と化すのです． こんな状態でレストランへ入るのは気が引けるので， ホテルに戻る事にしました．またまたタクシーで帰りました． また5分で1300ウォンでした．