2001年1月12日
広州へ 〜 新時速

中国旅行社へパスポートを受け取りに行く. 1ページを贅沢に使った中国VISAのシールが貼ってあった. おぉ,コレで中国へ行けるぞ. そのままタクシーで紅石勘駅(ホンハム;旧九龍)へ向かう. 中国行き直通列車は,今でも国際列車扱いなので, 紅石勘駅でパスポートコントロールを受ける必要があるのだ. Kunyは駅に着いて驚く.駅がすっかりキレイになっていたのだ. 3年前まではいつも工事していて「一体いつできるの?」状態だったのだけど, もう工事終わったのね.


新しくなった紅石勘駅

鉄路免税店(Railway Duty Free)

改札開始時刻まで,駅構内を歩いてみた. 驚いたのは「鉄路免税店」があること.なんと駅に免税店があるのだ. さすがは国際列車扱いだ. さて,切符は5枚.どう考えても1名離れて座る必要がある.どうしよう? と,Kunyがトランプのように切って皆に引かせた. 結果,酉が一人ではぐれ,仁ともりへぃ,KunyとLoganのペアで座ることになった.


切符売場と改札口

さて,改札開始時刻になったので改札口へ. 改札口で切符とパスポートを見せると,切符にハサミを入れられる. そのまま人の流れに続いて奥へ行くと,イミグレがある. Loganは香港居住民なので,すいているレーンでほとんど待たずに通過.いいなぁ. 我々日本人は数分待ちでイミグレへ.そこでパスポートに香港出国印(赤色)を押される. 税関は特にチェックされずに通過.あとは出発10分前の乗車時刻まで待合室で待つ事に.

いよいよ,ホームへ降りる時刻になる.出発の10分前だ. 鉄ヲタクなも氏と,元鉄ヲタクなKunyがカメラを持って先頭車まで走る. 運転手のにぃちゃんに「ココから先は行っちゃダメだよ」みたいなことを言われる(正式には中国語なので理解不能)が,カメラを見せると「なぁんだ電車ヲタクか」みたいな顔をされ「OK」といわれる(恥).で,何枚か写真を撮る.この電車は「新時速」という名前.なんかすごく速そうなネーミング. 実際に電子制御振子式車両で200km/hで走るそうだ.


新時速先頭車

動力社は先頭の1両らしい

「新時速」速そうなネーミング

「新時速」九龍発広州東行き

さぁ,いよいよ新時速に乗り込みます. 客車ごとに分かれての乗車で,乗車する際に車掌による切符のチェックを受けます. 車掌は中国大陸の人で,ほとんどが女性です. 車内に入ってみると,座席はリクライニングしないし,方向転換しません. つまり座席により進行方向逆向きの座席もあるわけです.

列車は定刻に発車しました.香港内ではKCRの普通車が3〜5分おきに走るせいか, ノロノロ運転が続きます. このノロノロ運転は香港特別経済区と中国との境であるロウ駅・シンセン駅まで続きます. シンセン駅を通過すると,新時速はスピードを上げ最高速度の200km/hに達します. 振子式なのでカーブを曲がるときは,車両が内側に傾くのがわかります. スピードを落とさずにバンクさせながらカーブを曲がるので,とてもスピード感がありました.


さて乗るぞ.号車別搭乗.切符チェックあり.

中国(左)と香港(右)の境界は橋

ガイドブックで広州を研究するKunyとLogan

駅通過.中国は2階建て列車も多い.

そろそろ広州東駅に着くのだろう.中国普通語,広東語,英語の車内アナウンスが流れる. 列車はスピードを落としてゆく.するとビジネス客のほとんどは大挙して前方車両にダッシュする. おそらく中国のイミグレは超混雑するためだろう. でも,どうせ,ホテル送迎バスは全員ピックアップしてからの出発だろうから,最後の人まで待つのだろう. 急いでもホテルへつく時間は変わらないと思う.と,いうことで急がずに車内の写真でも撮るか.


車内はこんな感じ

さて中国入境だ!

イミグレへ着くと長蛇の列.Loganは香港居住民なので列が短い.サクっと行ってしまう. 我々日本人はVisitorなので長い列を並ぶことになる. 30分以上経っただろうか,中国人・香港人の列がなくなったので, 全ての窓口を開放し,「好きな列に並べ」という.速攻で空いている列に走る. イミグレで並んでいる時にLoganから電話が入る. 「税関後にエスカレータがあり,人の流れについてゆくと2階にホテルのカウンタがある.そこで待ってるね」 だそうだ.イミグレ後の税関はスルーだったので,そのままLoganに合流. 5名全員揃ったのは列車到着してから1時間後だった. あとは花園酒店(Garden Hotel)のシャトルバスに乗って,ホテルへ...

Update : Jan. 28, 2002