1999年2月19日
ランタオ島へ

さて,今日のスケジュールは,Kunyの大学悪友達と合流し,ランタオ島観光後, O崎氏を空港へ迎えにゆき,結婚披露宴0次会といったところだ. 朝からLoganが我々をエスコートしてくれることになっている.

まずはホテルをチェックアウトして,悪友達が宿泊している救世軍ブースロッジへ向かう. 朝8時に皆と待ち合わせ.やべ,もう8時5分前だ. 的士の中で遅れそうかも?とLogan(XRW)の携帯に電話する. でも,約10分でブースロッジへ到着.あまり迷惑をかけずにすみました.

Kuny
「ふぅ...ちょっと遅れちゃってゴメンね.久しぶりだねぇ,みんな」
日本国内で会うよりも, 海外で会う方が多いような気がするなぁ
「ホント.行政副経理殿にはよくしてもらっちゃったよ.夕べもゴチになったし」
Kuny
「そうなんだ.行政副経理殿はドコ??」
酉原
「さっき,会議に行っちゃったみたいよ.なんか忙しそうな人だよね」
Kuny
「エライからねぇ.会うとしたら,今日しかチャンスないもんな〜」
XRW
「今日は,ドコへ行く???ローカルな田舎巡りがいいというリクエストだったけど. それと,空港にもう一人迎えに行くんだよね?何時頃に着く便なの?」
Kuny
「えっと2時半だったかな?中華航空で台湾から来るんだよ」
XRW
「え?台湾人???」
Kuny
「ちがうよ,日本人だよ.私と一緒でヘンな奴だから,日本から直接来ないの」
XRW
「そうだよね.Kunyだって,韓国経由で来たり,ファーストクラスで来たり, ヘンなルートで来るんだから」
一同笑
XRW
「ぢゃあ,新空港のあるランタオ島へ行き,初詣をして,精進料理を食べて, 空港へ迎えに行こう」
Kuny
「いいねぇ.ガイドよろしくねっっ」
しばらくして...
副経
「やぁ,Kuny.久しぶりだね!今,会議終わったよ」
Kuny
「おつかれさん.こんふぇい・ふぁっちぉい!(あけましてオメデト)」
副経
「おーーー広東語覚えたか!!!こんふぇいふぁっちょい.こんふぇいふぁっちょい!」
Kuny
「らいちー・たうろい!!!」
Logan爆笑.Kuny悪友達は意味わからん状態.
副経
「なぬーー!」
と,行政副経理,胸ポケットに手を突っ込み,探し始める...
を,あった.
副経
「はーーい.Luckey Moneyだよーー.みんなもどうぞーー. しっかし,よく知ってるねぇ,Kuny」
Kuny
「どーぜー(多謝:ありがとの意味),今回はこの2つしか覚えてこなかった(笑)」
XRW
「正月はコレで充分!」
Kuny
「でも,よくポケットにらいちーが入ってるねぇー. 正月にはいつも入れてるの?」
副経
「近所の子供たちはモチロン,職場の部下にも渡すのが慣例なんだよ. だからいくつものストックを常に持ち歩くわけ」
Kuny
「そっかぁ,そういえばCharlieの家へ行った時も, 玄関にずいぶんとらいちーのストックがあったもんね. 日本にもお年玉文化があるけれど,通常親戚にしかあげないからねぇ. 最初から袋に宛名書きをしておくし」
EFG
「そうだよね.ま,額が違うから」
Kuny
「そうそう,行政副経理殿にも秋葉原かららいちー持ってきたよ. ホイッ.頼まれてたブツ」
と,頼まれていた無線機のフィルタ類を渡す. 金額が大きいのであげるわけにはいかないけれど,宿泊費から引いてくれることで合意済み
XRW
「さてと・・・出発しますか」

さて,ツアコンLogan,酉原,不痔胃,綾縞,N村&彼女,Kuny&Maaの総勢8名で出発! まずは,MTR(地下鉄)油麻池駅から,ランタオ島方面終点までゆく. 終点といっても,Airport Expressの香港新空港ではなく, 居住者向けのMTR終点駅である.

Kuny&Maa含めて大学の悪友達は香港へ何回か行くので,Octpass(八達通)を持っている. コレは非接触式ICカード型交通共通カードみたいなものだ. コレでいちいち切符を買う必要がなく,しかもサイフからカードを取り出す必要がないので, かなり便利.

MTR終点に着くと,いかにも駅前再開発真っ最中という雰囲気でした. 駅は高架式で,駅前に大規模ショッピングセンターと巨大バスターミナル, 駅付近に何十棟もの高層マンションが立ち並び, それらは連絡通路で結ばれている. 香港人は,MTR駅とショッピングセンターまで連絡通路で結ばれている, つまり雨が降っても傘不要という住宅にステイタスを感じているようで, 連絡通路のあるなしによって家賃が大幅に変わるらしい.

さて,我々は朝食を食べていなかったので,フードコートで朝食とする. あいかわらず,よく理解できない妖しげな食べ物が多いが, 好奇心旺盛で注文してしまう. 今回,案外美味しかったものに,Hot Lemon Cokeという飲み物があった. そもそも炭酸飲料を暖めて飲むことに意外性を感じ,反射的に注文してしまったのだ... が,意外にもイケてる味でした.ちとビックリ.

さて,食事もすみ.バスへ乗ります. まずは大奥(たいお)というランタオ島最西端の漁村へ行くらしい. Loganによると2つの峠越えがあって,なかなかスリリングで面白いそうだ. 地図を見てみると,空港の反対側であまり距離が離れていなそうなのだが,道がない. まずランタオ島を縦断し南部海岸沿へ出て,そのまま西へ,さらにもう一つ峠がある. 等高線はかなり密(つまり山の斜面が急)なのだけど, 道路はヘアピンカーブでなく直線的になっている. ジェットコースターなみの急勾配なのか?と期待する.(後ほど期待が恐怖と化すのだ)

さて,バスへ乗車.香港島や九龍のバスと比べてかなりボロい. 大きさはミニバス程度.この辺では,英語は通じないので, バスの運ちゃんへの料金支払などは全てLoganに任せてしまう. みんなは,小学校の遠足のようにバスの最後部に陣取りはしゃいでいる. 香港人の子供たちにヘンな目で見られる(爆)

と,Loganが運賃を払い終わって,我々のところへ来た.

XRW
「ランタオ島のバスはスリリングだよ!」
酉原
「急勾配そうだね.ジェットコースターみたい?」
XRW
「そうそう(笑)」
運転
「おーーい!○△×◎●!!!(広東語:判別不能)」
XRW
「△×◎●???(判別不能)」
運転
「○△×◎△×●!!!!!」
XRW
「あいやーー(あちゃーの意),△×◎●」

と,なにやらバスの運ちゃんに注意されている. Logan運ちゃんの方へ行く. 我々が騒ぎすぎたのを注意されたか? しばらくして,Loganが帰ってくると

XRW
「運賃一人分足りなかったんだよ.俺の分数えるの忘れちゃった.あはははは」
爆笑!!!
XRW
「そろそろ出発するみたいよ」

こんな感じで,楽しいランタオ島観光が始まりました.

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Update : May. 16, 2000