199X年10月10日
沙田で飲茶

さて,今度は沙田という所まで電車で戻ってきました. 香港最大のニュータウンで,アマチュア無線の友人VR2SSもここに住んでいました. ここでの目的は日本でもおなじみのCDチェーン店HMVと飲茶です. HMVは繁華街にもあるんだけど,あっちは高いのよ.

まずは飲茶店へ行ってみると大混雑!!!
10月10日は香港でも祭日で, 朝に山へ登って遠くにいたり死んでしまった親戚の事を想い, 昼は飲茶で親類が集まり,午後に墓参りをする日らしい. これは香港娘から昨日聞いた話なんですぅ...
#あっしの英語解読能力が正しければの話

飲茶店に群がる人々は,なんか整理券のようなモノを持っている・・・ どこでもらうんだろう? Kuny一行が探してみると,入口付近の所が人口密度がとても高く, そこで店の人が紙を配っていた. とりあえず人をかき分けて,紙を配っている所へどうにか到達. 周りの人にあわせて,手を伸ばす.

受付
「○△×◇!!!」(広東語:判読不能)
よくわかんないけれど,人数のことだな・・・
Kuny
指で「4」とやってみる
受付
無言で紙の裏に「小4」と書き殴って,Kunyに渡す.
おそらく小さいテーブルで4人という意味だろう.

となりの受付娘は,マイクに向かってしきりに数字らしきものを言っている. そこにも人だかりができていて,紙を受付娘に渡して裏に番号を書いてもらっている. これはおそらくテーブル番号を書いているのだろう.

さて,あっしらはいつ呼び出されるのだろうか? その前に早口広東語で番号を呼ばれたってわかんないぞ!!

をっと,入口の前に青・黄・赤の電光掲示板があって,番号があった. あっらは黄色い紙で487番.黄色い表示はぬぁんと「000番」. ということは,最低でも500テーブル待ちという事かな?

腹減ったぞぃ.とりあえずマックにでも行き,戻ってみる(所要1時間) と,黄色は200番後半になっていた.30分だけHMVへ行ってみるかナ・・・

HMVに入り,とりあえず「中文流行曲傍」というコーナーへいってみる. ベスト10ランキングされている女性歌手を順番に聞いてみて, 気に入ったのを買う.やはり「フェイウォン」が強い. 香港はおとなしいバラード系の曲が流行るようだ.

と,いきなりちび丸子の主題歌「ぴーひゃら」広東語バージョンが流れ出した. かなりアレンジされていて楽しい. これは是非げっとしなければ! 次に流れたのはセーラームーンの広東語版. こっちはジャズっぽくオトナの雰囲気にアレンジされていて結構かっこいいる

アニメ系のブースへ行くと, 巨大なちび丸子が印刷されたボール紙にCDがついているモノがあった. 丸子の身長は80cm位.これにはひかれたが,丸子をかかえて電車に乗る度胸はないのでパス. 普通のCDにしよう.

そうこうやっているウチに30分たってしまった.HMVの会員証も作っておいた. スタンプは5つたまった. スタンプ20個集めるとCDが1枚もらえるのだけど,有効期限は来年3月. 帰国してから写真と一緒に加hちゃんに送ってあげよう. 彼女音楽好きだし・・・

さて,飲茶のテーブル待ちは何番くらいになったかな??? と思い,戻ってみました.

HMVから戻ってみると... 番号は既に520番近くになっていた. 我々の番号は487番.もう既に遅いかなぁ??

とりあえず,受付のお姉ぇさんに紙を渡す. なんにもわかんない外国人のふりをして...
#現になんにもわかんないし,聞き取れない (^^;

EFG
「席はどこですか?」(えーごで)
「○▽×◎」(広東語:判別不能)
この番号は既に過ぎてるからダメと言っている雰囲気
EFG
「なんていってんの?わかんなぁいぃ〜」(日本語)
「▽◎●▲」(広東語)
向こうで番号をもらってくるように,とのゼスチャー
EFG
「?????」
じれったくなったか,紙を奪い取って, 席を決めているところへ持っていき,番号を書いてもらってくる.

紙を見ると「167」と書いてあった. 勝手に行けという事か? でも広い店内の中には人がごった返している. この中で勝手のわからない外国人が目的のテーブルを探し出すのはほぼ不可能に 思える.

テキト〜に店のお姉ぇさんを見つけて, 紙を見せると,席まで案内してくれた.

席につくと,すぐさま,お兄ぃさんが飛んできて,テーブルクロスを交換し, 投げるようにして人数分の皿を並べてくれる. なかなかイイ投げっぷりだった.

兄ぃ
「▽◎×□??」(広東語:判別不能)
Kuny
「4人」と指で示す
兄ぃ
「▽◎×□??」(広東語:判別不能)
どうやらハズしたらしい.人数ではなかったかぁ.
という事は茶の名前だな.と思い
Kuny
「ぽうれぃ」
兄ぃ
「ぽぅれぃちゃあ?」(聞き返されてしまったが通じたようだ)
Kuny
「はぃあ」

飲茶では,はじめにお茶を頼むのだけど, 烏龍茶とかジャスミン茶は大抵何種類も存在するので, メニューのないところで烏龍茶等を頼むのはちょいと難しい. だから,あっしはいつもわりかしメジャーで1種類しかないポウレイ茶(ぷーある茶)を頼むことにしている.

あとは,おばちゃんが点心を満載したカートをゴロゴロ転がして来るので, テキト〜に止めて注文する.

カート
「包,▽,◎!!」(広東語:一部分判読可,ほとんど判別不能)
#恐らくカートに積んでいる固有名詞を連呼している模様
Kuny
「むごぃ」(すんませぇん)
カート
「牛肉包,◎▽包,▽◎×、・・・」(広東語:ほとんど判別不能)
#いかん,聞きとれん
Kuny
あっし外国人なんですぅ・・・という顔をしておもむろに立ち上がり, カートの中身を覗く.
Kuny
「これ,ひとつぅ」(日本語:指で指して,一つぅと合図しながら)
Kuny
「あとは,こいつと,これとこれ!」
テーブルに置いてあるカードをカートおばちゃんに渡すと, ハンコを押して注文したものがテーブルへ来る.このカードで精算するシステムらしい.
「なぁんだ日本語で全然OKぢゃん」
他の友人達も,おもしろ半分に注文し始める.

その後は,飲茶を楽しみました. かなり食って4人で4千円也.

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Update : Sep. 24, 2000