電気街から,一度ホテルへ戻ってから,いざ山頂(Peak)へ. 今回は,有名なスターフェリー(天星輪廻)で行ってみよう.
まずはフェリー乗り場までバスで行く. 「天星埠橋」と書いてあるバスに飛び乗り,おのぼりさんのごとく2階席へ. もう暗くなっているので, ネオンの点灯している看板の下をバスがくぐり抜ける事になるのだが, これがなかなかきれいでよい. 景色を眺めているうちに,フェリー乗り場まで来た.
さて,フェリーに乗るか.と思いきや,料金が値上げしているぅ・・・ 3月に行ったときには,2ドルだったのに,今では2.2ドル. 1割の値上げだっっっ(でも33円)
フェリーは,香港島の夜景をめざしてゆっくりと進む. 唯一の不満は♀と2人きりでないコトかな(爆)
山頂へは,Peak Tram というケーブルカーで登るんだけど, 無料送迎バスは長蛇の列. じゃ的士(taxi)で行くかぁ. ケーブルカー乗り場まで5分位で到着.タクシーも初乗り運賃だった (^^)
ほとんどの観光客が往復の切符を買う中で,我々は片道の切符を買いました. どうせ帰りは1時間待ちになるんだろうから,下山はバスを使うのが私の魂胆. 約30分の待ちでトラムに乗ることができた.しかぁし,立ち.
このピークトラム,最大斜度が40度を超えるというダイナミックなモノで, イスに座れないとなかなかスリリングで面白い. 山頂へ着く頃には我々の平衡感覚はほぼ麻痺していました。 (^^;
山頂からの夜景はまさに壮観...
で,30分ほど山頂をウロついた後,腹が減ってきたので下山することにしました.
#山頂は物価が高いのでパス
ピークトラム下りの長蛇の列を横目に見ながらバスターミナルへ行き, 中環(Central)行きの2階建てバスに乗り込む. ぅぉっ,原住民密度95%は下るまい. バスは非冷房車で6ドルだった. トラムよりも断然安い.で,このバスもかなりアグレッシブな運転をしてくれました. 道幅の狭い曲がりくねった峠道をブッ飛ばします. あっしらは最後尾左側に席を取ったのですが,これがまたスリリングで面白い.
バスは道の左側からはみ出ている木をこすりながら疾走するんですぅ. バスの運チャンは内輪差というものを知らないのかしらん? 非冷房車なので,当然窓を開けているんですけど,手を窓枠に乗せようものなら, 怪我するぞ状態.
しばらく走ると,道路の左側は断崖絶壁,眼下には夜景がすごい... んだけど,バスがスピード狂なので,横転して転げ落ちそうで,なかなかコワイ.
このバス,原住民密度がかなり高く,しかも2階席のほとんど強は,若いカップルです. カップルのほとんどは左側の席に座っています.おそらく夜景が見えるからでしょう. 女の子が窓際,オトコが通路側に座っており, おのおのの彼女の肩に左手をまわす格好になっている. で,バスが爆走して,窓に木が当たると, 女の子が「きゃっ!」となってイイ感じになるようだ.
しっかし,ほとんどのカップルが,全く同じ状態になっているのがとても印象的でした.
#なんでみんな同じなんだろう?個性がないのかなぁ?
などと周りの観察をしている間に, あっという間に30分ほどすぎて中環に着きました. そこからMTR(地下鉄)で繁華街へ行き, 露店街(ナイトマーケットとも言う)で散歩しながら飯でも喰うことにしました.
ナイトマーケットで有名なのは,男人街(Temple Street)と女人街. 今回は男人街へ行ってみよう. この辺は物価が異常に高く,ボッタクリの街. 香港在住の無線友達でさえ,この近辺でスリにあったことがあり,あまり良い印象はないみたい.
このナイトマーケット,道が歩行者天国状態になっており, 両側の歩道から車道にせり出した状態で露店が並ぶ. 値段はなにが基準だかよくわからんが,ちょっとゴネると半額以下になる場合もある. 知らない人は定価(というか店の言い値)で買う人もいるようだ. 我々は雰囲気のみを堪能し,特に妖しげなグッズは手に入れませんでした.
さて,そろそろ晩飯にしようか. と,一本裏道にそれて,テキト〜な店に入る. この辺は,店の前を通ると,必ずと言っていいほど日本語で声をかけられる. あんまし気分のいいモノではないなぁ... でも,店先でエビやカニやシャコが発泡スチロールに入っていて, うごめいているのを見て,無性に喰いたくなってしまった. そして食欲に負けてしまい,その店へ吸い込まれてしまった・・・
で,とりあえずビールをたのむ. Kunyお気に入りのフィリピンでもオナジミの「サンミゲール」. ちょいと飲んで,頭が回らなくなって来たところで, エビ,シャコ,貝等の海鮮類を頼みました...
が,ここで重大な過ちを犯してしまったぁんですぅ(泣). ぬぁんと値段を確かめずに注文をしてしまった. よくよく考えてみると海鮮類は時価なので, メニューにも載っていない. つまりは喰った後に高額な請求があってもどうにもできないのだ.
教訓:注文は酔う前に!おばちゃん,しきりに高そうな海鮮類をあっしに勧めるが「いらん」の1点張りで断る. どうやら押し売りの店に入ってしまったようだ.不覚!
そろそろ出ようとする時,
んで,会計の時. 請求額は4人で6千円程度. うぅ,明らかに高い. 一丁暴れるかぁ?でも微妙な数字だぁ...
と,EFGがキレ始めた.
EFG「詳細を見せろ!これはいくらなんだぁ!!」
と怒鳴る.
店のおばちゃん,紙に書き始める.
と,同時に腕っ節のよさそうな兄ぃちゃんが2人,包丁を持ったまま,厨房から出てきて臨戦態勢.
さぁてバトル開始ぢゃ〜!!!
と,期待していたら,EFGはそのままお金を払ってしまった.
ガクッ...